DigitALL: Daikanyama Lunch Gathering

DALのコミュニティリードが、多様なチームを超えた同僚同士のつながりを深め、sense of belongingを育むことについて考察する

Sense of belonging


3月に開催されたHENKAKU weekのアンカンファレンスでの出来事です。「あなたが最もSense of belongingを感じる / 感じた瞬間はいつですか?」というテーマに対して、アンカンファレンスに参加していたDigital Architecture Lab(以下「DAL」)のメンバー数名が「DALに居るとき」と答えました。

DALは2022年にJoiによって設立されました。グローバルで多様なバックグラウンドを持つメンバーから構成され、フラットで分散型のコミュニティとして活動しています。比較的新しいチームであり、国外や国内からリモートで働くメンバーも多い中、そのように感じる理由は何だったのでしょうか。

おそらく理由のひとつは、DALが大切にしている「ありのままの自分で評価される」という精神ではないでしょうか。DALでは、多様性を尊重する価値観に基づき、言語、性別、文化など多様な考え方を受容した上で、偏りなく、個人がありのままの自分で評価されることを目指しています。DAL内で文化の醸成を大事にする風潮も強く、そこに割く時間を必要だと感じることにも、絆の強さやコミュニケーションの円滑さが由来しているのかもしれません。


あなたが人生で大切にしていること(価値)は何ですか?


2023年3月よりデジタルガレージ(以下「DG」)の中で始まった「DigitALL」という取り組みは、DALが大切にする包摂、分散、持続性、多様性を尊重する価値観に基づき、より持続可能で循環的な技術開発を通じて、グローバルな視野に立った社会で、人々の幸福感を向上させることを目指して活動しています。この活動を通じて、性別や人種、民族に関係なく、全てのDG社員がありのままの自分で評価されることを目指した取り組みです。

社員同士は仲が良いものの、チームやセグメントを超えた横の繋がりが少ないように感じるという話を耳にする機会が何度かありました。社員数は1000人を超える大企業であるDGの仲間にチームやセグメントに関係なく、社員同士が繋がる居場所を作りたい。DALのメンバーが感じるような「Sense of belonging」や「inclusiveness」をDGの中で更に感じて欲しいという想いから、DigitALLの取り組みの一つとして、今回のランチイベントを企画しました。

イベントはお昼休憩の時間を利用し、夕方の参加が難しい方も参加できる時間帯に設定しました。また、会話のきっかけが生まれ易い様に、ランチメニューは皆で取り分けながら食べるピザです。




ランチを一緒に食べるだけではなく、DALのsensibilityを取り入れたデザインにするため、体を動かすゲームや、自分自身について考える簡単なエクササイズも行いました。

「あなたが人生で大切にしていること(価値)は何ですか?」

これは参加者に尋ねた質問のひとつです。あなたが人生で大切にしていること(価値)は何かという問いに、「こんなことを聞かれたのは初めてでどう答えれば良いかわからない」と話す人や、隣の人と会話しながら答えを導き出したり、中にはスラスラと答える人もいました。「お酒があれば答えられる」と話してくれた人もいました!

DALでは、自分の価値は何か、自分の価値や強みをどのようにチームに取り入れることができるのかについて、定期的に議論を交わします。自分の大切にする価値について考えることは、自分を理解することに繋がり、相手の大切にする価値を知ることは、相手への理解を深めることに繋がります。

それぞれの価値を尊重するという点でチームが連携し、個々の才能を見出し、最大限に伸ばすサポートを互いに継続することが、ありのままの自分で評価されることへ繋がるのではないでしょうか。

今回の回答では、大切なものについて、「家族、誠実さ、成長を続けること、楽しむ、スピード、尊敬、正しいことよりも幸せになることをする」などがあり、同じ答えが複数あったことも印象的でした。


皆にとってのプレイグラウンド



Ohtani game


ランチ後には、Cyrpto Cafe& BarのコミュニティデザイナーOliverが考案した「Ohtani Game」と名付けたストラックアウトゲームを実施しました。成功や失敗に関わらず、常に笑い声の絶えない時間は、普段関わることの少なかった同じ会社で働く友人たちが、所属や業務に関わらず、その体験を純粋に楽しんだ瞬間だったように思います。


Group photo!


DigitALLの取り組みを通じて、社員が他者との繋がりを感じながら、ありのままの自分でそれぞれが評価されることを目指し、これからも活動していきます。まだ始まったばかりですが、コミュニティと共に形を変えていくDigitALLの未来がとても楽しみです!





Madoka Tachibana is the Community Lead at DAL (madoka@dalab.xyz)

Illustration:  Asuka Zoe Hayashi
Edits:  Joseph Park & Janine Liberty


More from DAL Blog

急速に発展する時代において、技術の進歩と人間の主体性のバランスを探る。
NFTを活用した体験で、企業経営者のweb3理解度を向上
東京で行われたワークショップの振り返り
色の変わるランプがドリンクメニューを決定したら、コミュニティにどのように影響するか
×