子供たちから無限の可能性を感じる、そんな日となりました。
2023年3月にDALでスタートした「DigitALL」の取り組みの一貫として、2023年8月4日、デジタルガレージ(以下「DG」)で開催されたファミリーデーにDALとして参加しました。
ファミリーデーは、DGの従業員の家族を職場に招待し、職場への理解を深めてもらうことを目的として開催されています。
今回DALは、ワークショップを開催する形でファミリーデーに参加しました。「自分だけのNFTを作ってみよう」というテーマで、子供たちにタブレットを使ってピクセルアートを描いてもらい、ピクセルアートをNFT化するというワークショップです。描いたピクセルアートが自分だけのNFTとなる経験を通じて、子供たちにデジタルを身近に感じてもらうと共に、初めての経験からたくさんのワクワクを感じて欲しいという想いから参加しました。
ピクセルアートという手法を使ったのには、理由があります。ピクセルアートには、ユニークな芸術的・文化的価値があります。初期のコンピューティングとビデオゲームの歴史に根付いており、デジタルノスタルジアを表現し、デジタルアート制作を身近に体験することができるからです。またピクセルアートは、浮世絵で掘り描くように、ひとつひとつのピクセルが重なって作品を形作るため、現代デジタル版の浮世絵とも言われています。
子供たちが描くピクセルアートは、自由で、型にとらわれず、思いのままに描かれていました。何色も使ってカラフルに描かれた絵もあれば、単色で白いキャンバスをたくさん残して完成された絵もありました。人物を描く子も居れば、抽象的な絵を描く子もいました。すぐに完成する子も居れば、長い時間をかけて描く子もいました。
自由に描かれたピクセルアートから、無限の可能性を感じ、DALが大切にしている「Authenticity Be yourself ありのままの自分で」という価値観に通じるように、多様性の大切さについて認識する機会となりました。
また、ワークショップに参加してくれた子供たちの家族へPOAPも配布しました。POAPはDGのファミリーデーのキービジュアルをもとに、ソフトピクセルで表現しました。
ファミリーデーのように、子供たちが家族の職場を訪問する機会を設けることは、とても重要だと考えます。子供たちが実際に家族の職場に訪れることにより、家族の仕事をより身近なものに感じ、興味を持つきっかけとなるでしょう。子供たちだけでなく、家族からのサポートは従業員にとってとても大切であり、家族を尊重することの出来る良い機会となると信じています。
最後に、ファミリーデーはDALの活動をDGの従業員に知ってもらうことの出来る機会でもありました。DALは今後も「DigitALL」の取り組みを通じて、DG内に包摂的な文化を育み続けたいと思います。
Madoka Tachibana is the Community Lead at DAL (madoka@dalab.xyz)