Introducing the Digital Architecture Lab

DALが目指すことは「新しい感性」を生み出すことです

You are a connection.
We are one.

この1世紀にわたり、人類は目覚ましい発展を遂げ、生活の質を飛躍的に向上させてきました。 喫緊の人道的課題であるパンデミックとの闘いにも勝利を収めています。

しかし、市場を重視しすぎるあまり、ツールや手法が及ぼす影響を考慮しないまま、効率や成長性、生産性を無条件に追い求めてきたことも事実です。その結果、より複雑な問題が新たに発生する事態が起きています。この状態を打破するには、理解を改め、解決策を新たに設計し、介入するという新しいアプローチと新しいアーキテクチャデザインが必要となります。しかし、愚かな私たち人間は、従来通りのツールでしか解決方法を見出せていません。

気候変動、不安定な経済、政治の二極化といとった複雑な問題に直面している今、どうすれば前に進むこができるのでしょうか。見せかけのSDGsやインパクト測定の数値だけでは十分とはいえません。 今、私たちに必要なのは、新しい感性(sensibility)とアーキテクチャです。 そして、この新しいアーキテクチャを構築するには、時代の複雑性と、すべての社会経済活動の基盤となる技術的なトレンドを捉える必要があります。web3や人工知能(AI)を我々が注目するわけは、ここにあります。

Digital Architecture Lab(DAL)は、この課題に取り組むために設立されました。2022年にJoi Itoこと伊藤穰一によって設立されたDALは、様々なバックグラウンドと脱専門性を持つ「デザイナー」や「実行者(doers)」たちで構成されています。私たちのミッションは、プロソーシャルな未来のための新しい「デジタル感性」をデザインすること、そして新しいアーキテクチャ様式を通してその感性を技術、規範、法、ビジネスなどの分野に渡って表現することにあります。 私たちDALは既存の垣根を超え、公共機関、民間セクターやアカデミア、市民社会などと連携していきます。

しかし、なぜアーキテクチャなのか?それは、私たちが直面する問題の多くが、複数の分野を横断して考える脱専門的(anti-disciplinary)な解決方法を必要としているからに他なりません。つまり、工学やデザイン、芸術、そして科学を統合し、これまでのやり方から一歩踏み出すアーキテクチャが求められているのです。既存の構造を単に「デジタル化」させるだけでなく、新たな手法を用いて進化させることが不可欠となっています。

例えば、非中央集権化されたブロックチェーンと暗号化技術、各種セキュリティ関連の要件がある世界で、身元情報(identity)はどのように認識され、使用されるべきでしょうか?ChatGPTの時代に、教育はどのような姿になるのでしょうか?かつて、バウハウス運動はコンクリートや鉄筋、ガラスなどの新素材を導入し、高層ビルや空港を生み出し、当時を代表する新しい感性を生み出しました。同様に、ウェブやブロックチェーン、人工知能などの「デジタル素材」が揃った今、何を作ることができるのか、何を作るべきなのかを改めて考え直すことで、新しい時代にふさわしい美的、社会的なパラダイムシフトを提示する必要があります。

ここに世界的なデザイン事務所、PentagramがまとめたDALの理念をリンクしておきます。ソフトピクセルを通じて、各個人が自分の独自性を維持しながらダイナミックに動き、新しい構造を作り、多様なコミュニティを形成する姿を表現しています。詳しくは、Pentagramの記事を参照ください。

DALは、スタートアップ、大企業、政府などと連携し、メディアコンテンツを制作し、研究を行い、コミュニティと交流し、政府の改革を推し進めていきます。

ここで現在進行中のプロジェクトの一部をご紹介します。

Crypto Cafe & Bar
恵比寿にあるNFT会員ベースのクリプトバーは、日本のweb3コミュニティのハブとして機能します。世界中の他のクリプトバーと提携し、グローバルなクリプトバーネットワークを構築することを目指しています。

プロバビリスティックプログラム(Probabilistic Programs)
マサチューセッツ工科大学(MIT)の不確実性コンピューティングプロジェクトと協力し、プログラマーやエンジニアだけでなく一般の人々も人工知能を通じてデータサイエンスに簡単にアクセスできる未来を設計しています。 これにより、web3とデジタル化が提供するデータの透明性、説明責任、解釈可能性を向上させることを目指しています。

web3ワークショップ
民間企業を含む各種機関と協力し、web3を通じて私たちの社会をより効率的で説明責任を果たす方法で形成する方法を考えていきます。企業の経営層や社員がワークショップを通じてweb3技術を実際に理解し、使用できるように支援していきます。

THE NEW CONTEXT CONFERENCE
新しい技術とその技術が私たちの社会にもたらすインパクトについての知識を共有するために、毎年2~3回のカンファレンスを開催しています。

DALは、デジタルガレージエコシステムの一部として、専門家と開発者(buliders)で構成されたネットワーク構築を通じてビジョンを実現していきます。 私たちはコミュニティを通じた変化の可能性を信じています。ブログ記事だけでなく、今後私たちが共有するストーリーが、私たちの社会の知的資本を築くための対話の場になることを願っています。ぜひ、あなたも私たちとの対話に参加してみてください。

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