研究のためのアイデアを育成し、形にする。
洞察を相互的に変換し、進化させる。
私たちの目標は、遊び心のある相互的な設定や、その他のアクセスしやすいメディアを通じて、最先端の研究をより身近で理解しやすいものにすることです。 コミュニティと物理空間という研究分野を、この相互的な実験に置き換えたような、過去の事例については、以前ブログでもいくつか紹介しました。私達は、ブロックチェーン、人工生命、プロバビリスティックプログラミングなどの新たなテクノロジーにも注目しています(以下参照)。
私たちは次のような問いに答えようとしています。「誰のためにこの技術を開発しているのか?」「誰が最終的にイノベーションの恩恵を受けるのか?」「理想の世界とは何か、そしてそれをどのように共に創り上げるべきか?」
これらの問いに答えるため、人々を教育し、参加を促すことで、答えが技術者や科学者に限定されることなく、共に創り上げる未来に影響を受ける人々も含まれるようにしています。これにより、持続可能な進歩が長期的に影響力を持ち、最終的には理想的で多様な世界を意識的に創造することが可能となります。私たちの理念については、ホワイトペーパーをご覧ください。
研究公募のお知らせ
私たちは現在、共鳴するプロジェクトが成長できるようインフラを構築しており、パイロット実験に協力いただける研究者とその研究提案の募集を受け付けています。応募者への課題は、「新興研究分野を相互的で影響力のある体験に変換する最先端のプロジェクトを提案すること」です。インスタレーション、インタラクティブなデジタル出版物、イベント、調査、製品など、あなたの創造力と感性を是非形にしてください。
最大50万円の財政的支援、イベントスペースや機材、研究者やアーキテクトのコミュニティ、そしてコンテンツやメディア露出のためのプラットフォームを提供します。
ご興味のある方は、こちらからパイロットコホートプログラムにご応募ください。
関心のあるトピック
ブロックチェーンと分散型ガバナンス
私たちは、ブロックチェーンがガバナンスや人の関係性をどのように変容させる可能性があるかについて調査しています。これには、研究者を支援することから、新しい分散型モデルの実例を示す相互的な体験の創造まで、さまざまな可能性があります。「分散型ガバナンスの利点と課題は何か?」「これらのシステムで包括性と公平性をどのように確保できるか?」のような問いに取り組んでいます。
デジタル及び体験型アーキテクチャ
私たちは、物理的・デジタル的な空間、そしてそれらが文化的および社会的な相互作用を形成する役割を再考しています。具体的には、ユーザーのエンゲージメントや表現を高めるための没入型環境、応答性の高いインスタレーション、またはデジタルインターフェースの設計が含まれます。探求すべき問いには次のようなものがあります。「空間デザインはどのようにコミュニティや包括性を促進できるか?」「空間をより適応性があり、パーソナライズされたものにするために、どのような技術を用いることができるか?」
AI / 大規模言語モデル (LLMs) / 不確実性コンピューティング
AIが人間の可能性を引き出すファシリテーターやエージェントとしての役割を担うことについて探求しており、AIの能力や倫理的考察を示すプロジェクトの開発に興味があります。これには、AIエージェントの作成、AIを活用したインタラクティブな体験、またAI倫理に関する教育ツールなどが含まれます。主な問いには次のようなものがあります。「AIをどのように責任を持って倫理的に使用できるか?」「人間の行動を模倣するAIエージェントを作成することの意味は何か?」
人工生命、計算論的認知科学 + 生物学
私たちは、創造的な形式で具現化されたコンピューティングや人間とテクノロジーのインターフェースを探求する実験やシミュレーションを促進することに興味があります。想定されるプロジェクトには、仮想現実体験、バイオフィードバックインスタレーション、感覚拡張デバイスなどがあります。考慮すべき問いは次のようなものです。「技術はどのようにして人間の感覚と同化し、拡張し、強化できるか?」「テクノロジーを通じて人間の生物学を変更することの倫理的な意味は何か?」
メディアと世界の関係
私たちは、メディアの消費が現実の世界で相互的に与える影響を検証し、現在のソーシャルメディアの進化がコンテンツの制作者と消費者の双方にどのような影響を及ぼす傾向があるか、調べることに関心があります。質問の例としては、パラソーシャル関係が個人レベルや社会レベルでどのような影響を与えるか、メディア消費習慣が社会的行動やメンタルヘルスにどのような影響を及ぼすかなどがあります。